日焼け止めと化粧下地どちらを先に使うか、世の中で小さな論争が巻き起こってたようです。
私も普段お客様のメイクを担当する時に、この状況に直面ことが多いので今回解説していきます。
日焼け止めと化粧下地どちらが先か
私は自分の肌にする場合と、お客様の場合が違うのですが、まずは私が自分の肌にする場合から解説します。
ビーチ撮影に行く時が多いので、この状況に合わせるときは
日焼け止め→化粧下地→ファンデーション
この順番でメイクしています。
室内だけの仕事の時は日焼け止めをつけずに
化粧下地→ファンデーション
のみです。
3種類重ねると混ざり合うことで崩れやすくなるのと、肌負担のことを考えると日焼け止めはできる限り使いたくないです。しかしながら、化粧下地も日焼け止めも内容はほぼ同じようですね。
化粧下地の方が肌に優しいと勝手に感じていたけれど、成分的にはほぼ同じだと化粧品開発の方から聞きました。
したがって、ファンデーション1層だけの方が肌負担が軽くなります。十分な機能性ファンデなら、下地をつけなくても良いということです。
もちろんファンデーションの種類もきちんと考慮していく必要があるのですが/
お客様にメイクするときはどんな順番でメイクしているか
お客様にメイクする時ですが、スキンケアがどこまで済んでいるのか確認をして、肌の状態を見てから、何を付けるか判断しています。
しかしながら、日焼け止めまでつけてあります!というお客様が時々いらっしゃいます。
(この場合が結構厄介です。)
日焼け止めに含まれる界面活性剤のせいで、すでに乾燥気味。
もう一つの理由は
日焼け止めと、その後に使っていく化粧下地やファンデーションが相性が合わないと、理想の仕上がりにならないことがあるから。
ファンデーションをのせると、ポロポロかたまりが出てきたりするので、せっかくつけた日焼け止めがはがれてしまうことになるので、どのメーカーを使ったのかなど、ヒヤリングしながら進めていきます。
日焼け止め、化粧下地、ファンデーション、たくさん重ねれば重ねるほど、混ざり合ってSPFが100などと、パワーアップすることはなく、あまり効果がなくなったり、ただ肌負担が増えて、メイクが崩れやすくなってしまうことになります。
SPF50+++の下地を使うなら、日焼け止めはいらないです。
結婚式だったり、仕上がり重視ならなおさらです。
肌をよりキレイに見せてくれる
SPFあり化粧下地→ファンデーション、この手順でするのが一番おすすめです。
化粧下地の後に日焼け止めをつけるメリットは何か
とある有名なメイクアップアーティストの方が、化粧下地の後に日焼け止めをつけると発信したことで、この論争が始まったのですが、きっとそれなりの考えがあるのだと思います。
例えば毛穴をマットに抑える化粧下地。この効果を十分に発揮するには、毛穴マット下地をはじめにつけた方がしっかり肌に密着して毛穴崩れを防ぐことができます。
ただ、メイク落としがしにくくなるので、肌負担のことを考えると日焼け止めを先に塗って、毛穴下地を後につける。この方が、メイク落としがしやすくなるんです。(肌負担が減る)
ご自身のお肌に合わせて手順も使い分けていくのが必要になってきますね。
今回は日焼け止めと化粧下地をどちらが先につけるべきなのか、世の中のプチ論争についてでしたが、気になる内容だったと思います。
記事の内容が少しでもお役に立てるとうれしいです/